第一章 「店舗周辺 玄関 入り口は店の顔」
【みてくれ】
お客様の来店動機は、時代によって変化していますが、不変なものの中の一つに【みてくれ】があります。
ほとんどのお客様は最初お店にフリー客として訪れることになりますが、そのきっかけとなるのが外観なのです。
店舗周辺にあるゴミ処理場や駐車場が汚れていたら、店舗の周囲が雑草だらけだったら、店舗前にある看板が破損していたり、懸垂幕が破れていたらと、このようなことがあれば確実に客足は遠のくことになるのです。
現在のお客様は非常にシビアになっています。
お店を安易に選びたくない、確実に楽しめる店、喜ばせてくれる店を求めているのです。
その最初の基準が外観から得られるイメージなのです。
入り口
欲求が物質中心の時代から、精神的な豊かさに変わった今飲食店は必要以上にこのクレンリネスに神経を使わなければなりません。
お店の顔の部分をまずは大切にしましょう。
店頭や周辺にゴミが落ちていませんか、自転車やバイクなどの粗大ゴミが放置されていませんか、なぜか店頭にはゴミがたまりやすいものです。
入り口部分がへこんでいたり、出ていたり、凹凸があるのがそうなる理由でしょう。
こまめにチェックしなければ気が付くとひどい状態になっている場合がありますから気をつけましょう。
また、お店の業態をしっかり表現しなければならない看板に不備はありませんか、電球が切れていたり中に虫がたまっていたりしたら最悪です。
埃は車両導線に面していると大変たまりやすいものです。充分注意しましょう。さらに定期的に玄関は点検しましょう。
店外ポスターが破れていたり、メニュースタンドが風で倒れていることもあるからです。地下のお店で自転車が倒れて玄関を塞いだために気がつくまでまったくお客様が来なかった例もあるのです。
入り口にも落とし穴があります。ドアのノブは汚れていないでしょうか。繁盛すればするほどお客様が来るわけですからノブは汚れます。仕方がないとほって置けばそのノブを触って嫌な思いをするお客様が増えるわけです。
ドアを開けて店内に入ったところをアプローチ部分といいますがここはお客様がいったん立ち止まる場所です。そこの床や壁、床に敷いたマットは大丈夫でしょうか。
天井にクモの巣が張っているのを見かけるケースもあります。
クモは短時間で巣を張ってしまいますから、毎日定期的にこまめな点検が大切です。期待して入ったお店の最初の出会いがクモの巣では最悪です。充分注意してください。
入り口部分にウエイテイングを設けているお店はその周辺に灰皿を用意しますが灰が飛ぶことも多いのでお客様をご案内するたびにチェックするように心がけましょう。
またお子様のお客様が多かったり、頻繁に出入りのあるようなお店はゴミも多く出る傾向にあるのでレジ周辺や入り口にゴミ箱を用意するのも一考です。
なにしろこの入り口部分ではご来店いただいたお客様の期待を裏切らずに、失望を与えることなく店内に誘導できることが最大の目的です。
ここで嫌な思いを与えてしまったら付加価値を売っているサービス業の私たちは後々まで悪い方へ進んでしまう可能性をもってしまったと認識すべきです。
そんな時はそのお客様がお帰りになるまでに何とか取り返す手段を講じるよう努力してください。



