はじめに

「店を開店さえすれば、勝手にお客様が入ってくる」、「店を開けていればお客様が自然に増えてくる」と思っている方は、少なくないのではないでしょうか。
「小さな店だから、通りに面しているから、こんなに良い内装、料理だから・・・」、「お金がないから、儲けてから、少し落ち着いてから・・・」と様々な理由で告知をせずにオープンを迎えてしまうケースがあります。

また、「オープン時にチラシを1万枚新聞折り込みしたから充分」、「駅前で割引券を配ったからお客様が来るだろう」という、通り一遍の広告宣伝しかしないケースも見られます。
その後も、「他の店舗もやっているから」、「やらないよりはやったほうが良い」という理由などで、闇雲に優待券や割引券を繰り返し配布するといった、戦略戦術のない自己満足型の広告宣伝しか実施しないケースも見られます。

そして、あっと言う間に1ヶ月の月日が過ぎ、思うように来店客数が増えず売上も伸びない、こんなはずではなかったと思いながら半年・1年が過ぎてしまう店舗も珍しくありません。

そのような事態に陥らないためには、「店舗の羅針盤」つまり「店舗の基本コンセプト」に基づいた販売戦略が必要です。
「立地」、「利用動機」や「ターゲット」より導き出された「営業戦略」を徹底的に実施することです。

例えば、居酒屋をオープンするにあたり販促を幾つか企画するとします。
その一つに17:00~19:00の間、生ビールを無料でサービスすると言う案があがっている場合、老若男女、学生・主婦・サラリーマン・OL・・・誰に販売していくのか。
このプランは魅力があるのか、プラン内容は利用動機につながるか、告知方法はターゲット層に適しているかなど、何度も何度もいろんな観点から検討したものであれば、効果は期待できるものに近づくでしょう。

しかし、そのプロセスが無く、下手な鉄砲的な告知方法では、期待した効果は得られず、成功の可能性は限りなくゼロに近い偶然を待つしかありません。
また、次回へつなげる販売方法の反省や改善ができません。費用対効果を見るとお金の無駄遣いとしか写らず、行動しない方がまだ増しです。

「コンセプトに基づいた営業戦略」を実施する事の大切さが少しは分かっていただいたでしょうか。 「繁盛店」を誕生させるには、告知を誰に何のためにしていくかがポイントです。
それでは「繁盛店の法則」を次の章で具体的に見ていきましょう。

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